ピレリのモータースポーツへの参戦は「走る実験室」と位置づけられ、さまざまな先進テクノロジーを開発、熟成するテストフィールドの意味合いを持っています。なかでもWRC(世界ラリー選手権)における数々の栄光は、フィアット、ランチア、トヨタ、スバル、フォードなど、その時代をリードするワークスチームの活躍を支えるなかで築かれてきました。
ラリーの王者ピレリ。30年以上にもおよぶWRC制覇の歴史は、そのままピレリ活躍の歩みでもありました。 |
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常に時代を先取りするピレリの先進テクノロジーは、レースフィールドからのフィードバックと自動車メーカーとの密接な共同開発で世に送り出されてきました。1973年に開発された世界初の超偏平タイヤP7は、WRCに革命を引き起こしたランチア・ストラトス用のラリータイヤを母体として、ポルシェと共同開発の結果誕生しました。さらに1987年にフェラーリF40用として誕生したP-Zeroはスポーツタイヤの頂点に立つ超高性能タイヤとして高い評価を受けています。 |